主催者不在の、コロナ禍の中での、音楽イベントの作り方
音響と照明スタッフに出す書類、2種類
その1:スケジュールと担当者の詳細
1月4日時点ではざっくりとしたタイムテーブルしかありませんでしたが、照明Kさんと(当日は来られないけれど、音響の統括をされる)Nさんのご要望で、尾崎作成のタイムテーブルを元に、新しいタイムテーブルと、それに加えて担当表を作りました。
イベントの際には、必ず用意しなくてはいけない書類です。
前日までに、ポスター程度の大きさにプリントして、各スタッフが見ることができる場所数カ所に貼ります。
また、PDFをネットにアップして、そのURLをスタッフにシェアします。
前日(16日)のタイムテーブルと各担当者の表
※S山さんはNさんがアテンドしてくださった音響技師さんです。
前日のスケジュール(タイムテーブル)と主な担当者が何時にその場にいないといけないのか、の表です。
以下、エクセルとPDFも置いておきます。
当日(17日)のタイムテーブル
コロナの影響でメンバー構成が大幅に入れ替わったエルザwithが、その都度リハの時間等を調整しなくてはいけなくなったため、直前まで修正を繰り返しました。
その2:音響&照明スタッフへ、曲目の詳細とステージセッティング図
曲目の詳細。照明と音響にやってほしいことを具体的に。
今回の出演者の中で、私たち「ちょっちゅね〜」が一番音楽業界に疎いユニットです。
なので、音響さんや照明さんにどのように伝えたら良いかわからず、詳しいサイト(LIVE HOUSE RUMIOのブログ記事)を参照して「このような図を出せばよいのでしょうか?」と聞いて両者からオッケーをもらいました。
そうして出来上がったのが、下の2枚の図表です。
セットリスト(曲目)の詳細
※「涙そうそう」を会場のお客様と合唱するアイデアは、インフェクション・コントロール・ドクターのピアニストからの指示で、「心の中で歌ってください」という方向に変えました。
今回は、照明Kさんに「満月を作ってください」、音響S山さんに「波の音のCDを渡しますので、このタイミングで流してください」ということを事前に伝えておく必要がありました。
照明Kさんには、そのほか曲のイメージに合った「色」をお伝えしました。
後述しますが、会場の照明設備はあまりよい状態ではありませんでした。それでも、当日は見事にリクエスト通りの色合いを再現してくださいました。
以下、エクセルとPDFです。ご活用ください。
ステージのセッティングを図にします。
ステージの大きさと、ピアノの大きさは縮尺通りに合わせました。
が、別にそれが何かの役に立ったわけではありません、自己満足の世界です。
もっと大事なのは、イベント全体を通して動かせないもの、動かせるものを各担当スタッフさんによく確認することです。
例えば、今回で言えばピアノを動かすことはできません。
ピアノを使わないバンドも、ピアノがそこにある状態で演奏をする必要がありました。
また、今回の会場ではスポットライトが4箇所まで、しかも一度固定したらイベント全体を通してスポットの位置は動かすことができません。
なので、ボーカルの位置は必ず真ん中、そのほかの演者もスポットの下にいる必要があり、自由度が限られました(ちょっちゅね〜は動き回れないバンドなので構わないのですが、動き回りたい系統のバンドだと大変だと思います)。
セッティング図作成にはエクセルを使用していないので、PDFのみ。
以上、タイムテーブルと担当表、各バンドのセットリスト&ステージセッティング図でした。
…実は、まだまだあるんです、作らなきゃいけない書類。
ですが、その前に、会場が抱える問題に悩まされた話をちょっと聞いてください。
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