主催者不在の、コロナ禍の中での、音楽イベントの作り方
コロナの影響について
チラシの配布に躊躇してしまう…。
チラシが完成したら、いざ配布を始めます。
会場、近隣の商業施設、そして宇部市の各施設へと、各々が手分けして配布しました。
しかし、時はコロナ禍の真っ最中。
9〜10月までは山口県内でそれほどの広がりを見せなかったコロナも、晩秋になるにつれて、宇部市の東西の両側から、感染者数増大の波がじわじわと、ゆっくり、迫ってきました。
そうなると、知り合いや友人が経営しているお店に置いてもらうよう頼むことが心苦しくなってきます。
本当に、このイベントは開催するの?
感染対策はどれくらいなされているの?
別に何も聞かれるわけではなく、たいてい快く置いてくださるのですが、仲の良い友人であればあるほど、なんとなく責任を感じてしまい、足が遠のいてしまいました。
この時点(11月半ばから12月)では、感染対策について細かい打ち合わせが済んでいなかった事が大きな原因です。
もし何か聞かれても、自信を持って説明する事などできませんでした。
宇部市には「逓送」という便利なシステムがある。
また、これはコロナとは関係がないのですが、便利な豆知識として。
宇部市内には、各校区にそれぞれ「ふれあいセンター」があり、地域住民の憩いの場や学びの場になっています。
その各センターや、市が運営する運動場、文化会館、スポーツ広場等に、市役所から直接チラシ等を送ることができるシステムがあります。
「逓送(ていそう)」と呼びます。
やり方は、
チラシを5枚以上、封筒(中身が折れ曲がらないサイズ)に入れる。
封筒は、届けたい施設の数だけ用意する。
担当者に封筒と、「届けたい場所、枚数」を書いたリストを渡す。
これだけです。
このことを知らなかった我々出演者は小躍りして喜びました。
市内全部の施設へそれぞれ出向くのは一苦労だからです。
市の担当窓口の方は、苦笑いしながら、一言。
「Aさんには、すでに教えてるんですけどねえ…。」
もちろん、私たちは、なにもA氏から聞いていません。
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