主催者不在の、コロナ禍の中での、音楽イベントの作り方
コロナの波が「エルザwith」を直撃。
演者の職場に、コロナウィルスの陽性者が出ました。
第一波は、エルザwithのパーカッション担当のYさんに。
Yさんの勤務先の、別フロアで働く同僚1名に陽性診断が下りました。
すぐに勤務先の全員がPCR検査を受け、Yさん含む職場全員が陰性との診断でした。
実は、島袋のユニット「ちょっちゅね〜」のピアニストはインフェクション・コントロール・ドクターの資格を持つ専門家です。
彼女曰く、
「同じ職場内であってもフロアが違う上に、Yさんと陽性者との直接の接触は職務内容上、ありません。
Yさんがコロナ陽性者である可能性がほとんどない以上、彼女が出演できない合理的な理由はありません。
エルザ、Aさん、オロオロせずに、もっと毅然としてください。」
しかし、いくら私たちが心を決めても、この田舎では「どこそこから感染者が出た」という噂はすぐに広まります。
さらに、長く音楽をやってきて有名人でもあるYさんのお勤め先も、かなり広く知れ渡っています。
私たちが決断を下す前に、Yさんが出演を辞退されました。
第二波。福岡県に緊急事態宣言。
また、エルザwithには福岡在住のメンバーが2名います。
公演を目前に控えた1月14日、福岡県内で緊急事態宣言が発令されました。
その時点で、お二人の出演は不可能になりました。
本来、エルザ含めて6名で構成されるエルザwith。
エルザの心境は察するに余り有りますが、Yさんの件ですでに肝が座っていたのでしょうか。
彼女は愚痴ひとつ言わずに残ったメンバーだけで切り抜けることを決意しました。
こうしてコロナウィルスの影響を受け、エルザwithは当初の予定の半数、3名での出演となったのです。
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