主催者不在の、コロナ禍の中での、音楽イベントの作り方
「音楽のいずみ」の作り方
登場人物紹介
主催/出演者
よく出てくる人物一覧。
A氏:市民としてプロジェクトに応募。劇団主宰。「音楽のいずみ」の発起人であり、主催者。
エルザ:2020年春頃に宇部日報でインタビュー記事が掲載される。世界中を放浪し、歌を勉強して帰国、これからの活躍が期待されるヴォーカリスト。宇部出身。ジャズ、ゴスペルが得意。YouTubeチャンネルはこちら。
さとみん:品川さとみ。新山口駅前でバー「君がくれた月」を経営。ソロで、また、ユニットsatomin de Mとして宇部市を含むあちこちで活動。オリジナル曲と昭和歌謡をギターの弾き語りで艶っぽく歌い上げる。
私:島袋りりあ。この記事を書いている人。沖縄民謡歌手、三線奏者。今回はユニット「ちょっちゅね〜」として参加。ヅラの話は出てきません。基本、八重山・宮古民謡を唄いたがるが、ユニットやイベントの雰囲気によって曲目も衣装も変える。
他にも数名の出演者がいます。登場した際に説明を入れます。
音響、照明、司会、デザイナー、受付
こちらも、主な方々のみ。
音響Nさん:音響機材のレンタル、PA全般を扱う音響技術者。
照明Kさん:A氏の知り合いとして駆り出されたらしい。舞台照明のプロ。
司会Hさん:本来、照明アシスタントとして参加予定だったが、司会者の不在により急遽司会に抜擢。
デザイナーMさん:A氏の劇団に所属。普段は劇団のチラシ等を作っている。
NPO法人代表Sさん:受付スタッフとして、運営するNPO(すべての子どもが「豊かな子ども時代」を過ごすことができる環境づくりに寄与する、という理念)の方々を引き連れて駆けつけてくださった。
募っていく、主催者への不信感
出演者選びが人任せ。
元々は「音楽の祭日」と呼ばれていたこのイベント。
10月11日に計画されていました。
市民としてプロジェクトに応募した主催者のA氏は、とりあえずさとみん(今回は satomin de Mとして出演)のお店に行き、さとみんに「島袋さんと、エルザさんに声をかけといて。あと、誰か男性で、音楽やる人を適当に選んで声をかけて。任せるから」とだけ言い置いていったそうです。
頭の中をはてなマークだらけにしながらも、「ギャラが出る」「怪しいイベントではない」ことをA氏に確認した さとみんは 私とエルザに声をかけ、さらに気鋭のシンガーソングライターであるB氏にも声をかけ、エルザとB氏から快諾を得ました。
ちなみに、私はちょっと保留しました。
なぜかというと、このA氏というのは、下記の記事にも出てきており、大迷惑を被った経験があるからです。
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上記の記事を先にお読みいただくと、A氏の問題点と、私が返事を保留した理由がわかりやすくなるかと思います。
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というわけで出演を渋っていた私でしたが、
ちょっちゅね〜メンバーの尾崎が以前住んでいた奈良県で「音楽の祭日」があり、宇部でやるなら出演したいと言っていたこと。
宇部でもっと活躍の場を広げたいエルザが、この公演で知名度を上げたいと願っていたこと。
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上記2点の理由から、不承不承ながら、出演をお受けすることにしました。
それが、2020年10月に予定されていた「音楽の祭日」の話です。
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主催者A氏から、まったく連絡がない!
さて、出演者選びと取りまとめを人任せにしたA氏、とりあえずエルザに「あなたは、講演と演奏をして。あとの人は演奏だけ」と言ったきり、放置プレーをかまします。
A氏は、宇部日報に掲載されたエルザのインタビュー記事にたいそう感銘を受けたらしく、この人を売り出したい、と思ったのだそうです(又聞き)。
なので、エルザは講演と、演奏。もちろん、トリを飾ります。
しかし、放置されっぱなしで気づくと8月も後半に入っていました。
イベントは10月に開催予定。しかも、ライブハウスのような小さい会場ではなく、300名規模のホールでの開催です。
8月20日、エルザからメッセージが私のもとへ入りました。
こんにちは〜
なんかさ
10月のイベント本当にやるのかね
Aさんに聞いたら会場借りれたらやるって
何も連絡ないよね〜
フライヤーとかチケットはいつ頃できる予定ですか?って聞いた
間に合わないよね〜
今月中に手刷りで簡単なチラシとチケットを作りたいと思います。遅くなって申し訳ありません。
ってきた
手刷りのチラシ…!!??
学芸会か??!!
ここでやっと、私の心にずっと灯っていた黄信号が、赤にチェンジしました。
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