かんたん分量のジューシィレシピと「梅の香り」
この記事は、移転する前のブログから転載したものです。
定番、簡単ジューシィ(沖縄炊き込みご飯)レシピと、季節の曲「梅の香り」
とか言いながら、ジューシィの前に、沖縄そば。
手打ちそばで運動不足解消?!
月に一度、第2火曜日に、愛好会の皆さまに沖縄そばをお振る舞いしています。そのため、その前の週末を利用してそば打ちに励んでいます。
こねる過程はアマゾンで格安中古品として手に入れたヌードルメーカーが頑張ってくれるのですが、そのあとの製麺クオリティが期待値に届かず、「伸ばす」そして「切る」過程が人力となりました。
パスタメーカーは以前から持っており、これは本来「伸ばす」「切る」の両方の機能がついてるはずなんです。
が、このために久しぶりに引っ張り出してみたら「伸ばす」機能がものの見事にイカれておりました。なのでパスタメーカーは「切る」ためだけに使っています。
500グラムの小麦粉に塩、重曹、水を加えて8人前のそば(沖縄のそばの原料は小麦粉です。詳しくはこちらをご覧ください)を伸ばす作業、かなりの体力勝負です。
嫌いな作業ではないんですが、運動嫌いで力を使う作業全般が苦手な私。
気合いを入れないとへこたれそうになります。
やり遂げた後は達成感に溢れて生ビールの一杯でも飲み干したくなるような爽快な気分となり、「これで普段の運動不足が解消されたと思えば悪くないな!」と本気で思います。
ですが、正直なところを言えば今一番欲しいのが、『昔ながらの製麺機』 だったりします。
俺の製麺機は力強いんだぜ!
ここまで引っ張っておいて、今回のレシピはジューシィです。
なんでも大さじ2!分量かんたんジューシィレシピ
米2合分の材料
- ★醤油大さじ2
- ★みりん大さじ2
- ★酒大さじ2
- ★白だし大さじ2
- 豚肉(塊でも薄切りでも)100グラム
- にんじん三分の一から半分くらい
- 干し椎茸(生でもいいです)2枚
- 芽ひじき大さじ2
作り方
- 米2合を研ぎます。
- ★の調味料を加え、そのあとに水を加えて炊飯器の2合の目盛ちょうどになるよう水位を合わせます。
- 豚肉は塊肉を茹でる場合は20分ほど茹でて冷まし、サイコロ切りにします(今回、別のお鍋でイナムドゥチも作ったので、茹でた汁はそちらのお出汁にしました)。生の薄切り肉なら小さく切るだけ。
- 干し椎茸は戻して切っておきます。
- にんじんも小さく切っておきます。
- フライパンに油大さじ1(分量外)を熱し、豚肉、椎茸、にんじん、芽ひじき(戻さなくても大丈夫)を中火で炒めます。
- 炊飯器に炒めた具材を投入、一混ぜしてスイッチオンで出来上がり。
後出しですが、写真のジューシィは醤油の色で黒くなるのを防ぐため、醤油の半分を薄口醤油に変えています。
それでも覚えやすくて簡単で、お味もちゃんとしている便利なレシピ。
料理って、手をかけようと思えばどこまででもかけられます。
でも日々の多忙さもあるし他にやらねばならないこともあるしで、「どこまでやるのか」「どこからやらないのか」を自分の中のルールとして決めておくのが、ラクに生きるコツかもしれません。
このレシピは「島袋が人生をラクに生きるために選択した上での完成形レシピ」のひとつです。よかったら、ラク〜に作ってみてね。
ここから、三線の話。
聞いた瞬間に「ああ、沖縄っぽいよな〜」と感じる曲
柄にもなくライフハックみたいな記事になってこっぱずかしいので、三線の話しましょうね。
沖縄の音楽とひとくちに言っても、その中でたくさんのジャンルがある、ということは一般的にはあまり知られていません。
地域でいうと大まかに3種、「沖縄本島とその周辺」「宮古島とその周辺」「八重山地方」で分けられます(細かいことを言うとマジできりがないので、本当に大雑把に)。
そして「貴族のもの」「民衆のもの」で分類され、さらに民衆の音楽は「民謡」「新しい民謡(新唄、みーうた)」「歌謡曲」で分けられます(なんども言いますが、大雑把に分けています)。
これだけジャンルが幅広いと、同じ沖縄音楽の中でも、ふとした瞬間にどこかから聞こえる三線のメロディーを聞いて「うわあ、沖縄っぽいメロディー!」と一瞬で感じる曲と、そうではない、わかりにくい曲があるんです。
今日は、わかりやすく「ザ・沖縄」な調べを持つ、沖縄本島の曲「梅の香り」の工工四と、その解説です。
棹(さお)を持つ位置が中ほどで固定される曲です。
まずは工工四をどうぞ。
ネーネーズの音源をもとに書きましたので「A-D-A」とキーが記されていますが、これはご自身の声のキーに合わせてくださって大丈夫です。
問題は「中位」とはなんぞや?ということ。
普段三線を構えるとき、左手で棹の一番上を支えて持ちますよね。
その左手を少し下にスライドさせて「老」「中」「六」を人差し指で、「尺」「七」を中指で、そして「八」を小指で抑える位置に持っていきます。
この動きを曲の途中で繰り返す、ということはこれまで学んだ曲の中でもありました 。
「中位」と工工四の最初に記してある曲は徹頭徹尾、最初から最後まで下の方の位置で弾き続けます。途中で普段の位置に戻すことはありません。なぜなら、「乙」「上」「五」を使わないので、上に戻す必要がないからです。
でも、この曲「上」があるんだけど…。
そうなんですよ。あるんです。音として「上」が必要。
そこで登場するのが新しい記号、「口へんに上」です。
「吐」じゃないですよ、似てるけど(「口へんに上」を文字として表記したかったのですが、常用漢字にはないみたいで、ウェブ上で文字として見てもらうのは無理っぽいです)。
口へんがつく記号は、右側の「つくり」部分と同じ音を出す別の勘所を使ってね、という意味です。
この場合は「上」と同じ音が出る位置を「一弦(うーぢる)」で探ります。
小指で一弦を抑える場所、勘所シールの「八」の位置が「口へんに上」です。
「上」の代わりにこちらを使うことで、左手を行ったり来たりさせずに済むのです。
さてこの曲、左手の使い方もそうですが、唄のメロディーも初見ではなかなか大変なものがあります。
最初に書いた通り、実に沖縄らしいメロディーです。その沖縄らしさを出すために、出来るだけ上記工工四の唄の譜の通りにタイミングと音程を合わせて練習してみてください。
最初は難しく感じますが、できたときの達成感はひとしおです。
そう、私が手打ちで沖縄そばを8人前仕上げるときのように(ドヤ顔で)。
「梅の香り」練習用動画です。
次回の愛好会は、2月18日開催です!
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