ヅラ生活のすゝめ(すすめ)|ウィッグであることを忘れてしまうウィッグ。 ヅラ生活のすゝめ(すすめ)では円形脱毛症で幼少時に毛髪を失ったウェブマスター島袋りりあが、海外製人毛ウィッグについて思ったことを書き連ねるサイトです。販売ページもあります。沖縄民謡歌手、講師としての活動の記録も兼ねています。ただの雑記もあります。

シルクトップとは、一体なんなのか。シルクトップについて、詳しく解説します!

コロナ禍のため、工場の生産ラインが止まっている部分があります

2021年3月現在、フルレースウィッグのシルクトップ製品のラインが止まっています
レースフロントウィッグの一部の製品のみ、シルクトップを付けることが可能です。
ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

頭頂部分のアップ画像です。

寝ても覚めても頭から離れないヘアロスによるウィッグの悩みに寄り添いたい、ウィッグリリアの島袋です。
レースウィッグの頭頂部分にオプションでつけることができるシルクトップのご紹介です。

 

シルク製の人工頭皮、シルクトップ

シルクトップの説明の前に、レースウィッグのベースについて

シルクトップをつけない場合の、頭頂の見え方

シルクトップは、フルレースウィッグやレースフロントウィッグなどのレースウィッグにオプションで付けることができる、頭頂部のパーツのことを指します。

シルクトップを付けることによって、より自然なつむじ(頭頂部分)を演出することができるのです。

はじめに、「シルクトップを付けないレースウィッグでは、頭頂部分がどのように見えるのか」を説明させてください。

例として、フルレースウィッグで解説します。
フルレースウィッグは、ベース全体が、レースでできています。
毛髪は、レースに手植えで一本一本結びつけてあります。

 

肌色部分がベースのレースで、そこに毛髪が結びつけてあります。

冒頭の、左側の写真を再掲します(シルクトップがついていないレースウィッグの写真です。角度だけ90度変えています)。

フルレースウィッグの頭頂部分です。レースフロントウィッグも同じような感じです。

髪がないタイプのウィッグヘッドに被せて撮影していますので、ネットの隙間からヘッドの地肌が見えています
ベースのレースはほとんど見えませんが、毛髪の結び目がポツポツと見えます

写真はルーペで拡大して撮影していますので、実際はここまでポツポツが目立つわけではありませんが、気になる方もおられるかと思います。

 

この「地肌にレースウィッグをかぶった状態」をイラストにしたのが、下の図です。

 

レースは、ほぼ肌の色に同化します。

自毛がまったくない場合は、ポツポツが見えるだけなのですが、自毛がある場合は、自毛がレースから透けて見えてしまいます。

 

同じフルレースウィッグを、髪があるタイプのウィッグヘッドに被せて撮影しています。

見えてしまうと言ってもこの程度なので、あまり目立ちません。
ですが、毛髪が頭皮から生えているようには見えません。よく見るとウィッグだということがわかってしまいます。

以上が、「シルクトップがないレースウィッグの、頭頂部分の見え方」です。

次項から、いよいよシルクトップについての解説に入ります!

 

頭皮から直接毛髪が生えているように見えるパーツ、シルクトップ。

シルクトップの構造①

非常に目の細かいシルク布が、結び目を隠すように覆っています。

シルクトップとは、ベースの毛髪を、一本一本、シルクの人工頭皮から抜き出して作製した頭頂部のパーツのことです。
この細かい作業も、すべて手作業でなされています。
恐ろしいほど手間暇がかかっています。

 

この手間暇をかけることで、頭皮の見た目が劇的に変わります。
冒頭の写真の右側だけ、再掲します(シルクトップ付きのレースウィッグの写真です。角度を90度変えています)。

 

シルクトップ付きのレースウィッグの頭頂部分です。髪の結び目が見えません。

写真はルーペで拡大して撮影したので、シルクの織物っぽさをほんの少し垣間見ることができますが、実物を見る分には、頭皮から髪が生えているようにしか見えません

 

ただし、シルクはレース全体を覆っているわけではありません。
額の生え際1センチほど上から、頭頂付近までの10センチ四方程度の範囲のみ、です。

下の図をご参照ください。

 

ベースがよく見えるよう、毛髪の色を薄くしています。
クリックで大きめの画像がご覧になれます。

シルクトップは、レースのように透けないので、地肌や自毛が透けて見えることはありません

 

シルクトップの構造②

シルクトップは、ベースのウィッグに、別パーツとして取り付けられます
シルクトップを、フルレースウィッグに取り付ける過程を図解します。

 

まず、シルクトップを取り付けるウィッグを作ります。

イラストです。実物はもっと髪の密度が高いです。

カッパのような、てっぺんハゲのウィッグです。
シルクトップは別パーツとして縫い付けるため、まずはこのように、シルクトップ部分以外に髪を植えたウィッグを作ります。

ちなみに、イラストはベースを目立たせる都合上、明るい茶色の髪として描いていますが、基本的にシルクトップは黒髪(稀にダークブラウン)のウィッグにのみ取り付けられます

 

次に、シルクトップを作ります。

シルクトップを別パーツとして作ります。
シルクトップ部分は、レースとシルクの二重構造です。

これで、ウィッグと、シルクトップ(別パーツ)が揃いました。

 

シルクトップをウィッグの表面に縫い付けます。

実物はもっと髪の密度が高いため、イラストのようにシルクトップが透けて見えることはありません。

シルクトップ付きのレースウィッグは、このような過程を経て作られています。

 

過程❸の縫い付け部分も、非常に細かい手作業でなされているため、縫い目は目視ではほとんどわかりません。

 

シルクトップのメリット、デメリット

間近で凝視しても、本物の頭皮との区別が付きにくい、シルクトップ。
ウィッグに、自毛のような自然さを求めるなら、あるに越したことはない、と感じられるかもしれません。

しかし、シルクトップにも長所と短所があります。

 

メリットとしてあげられること

頭皮から毛髪が生えている状態の再現度は非常に高いです。
シルクトップで覆っている範囲であれば、分け目は自由に作ることができますし、もちろんその分け目も普通のレースウィッグよりはるかにきれいに、自然に見えます

 

デメリットとして、考えられること

すべてのレースウィッグに取り付けができるわけではありません

レースウィッグの主な消費者は「アフリカ系の女性たち」です。
※詳しくは、当サイトの下記の記事もご参照ください。

私が出会ったウィッグとは、一体どういうものなのか
私が出会ったウィッグとは、一体どういうものなのか
2004年に始まったアメリカ生活で始めてアフリカ系アメリカ人のための人毛ウィッグに出会った島袋。どこで買うのか、どうやって装着するのか。試行錯誤の記憶と記録です.....

 

作成に手間暇が必要なシルクトップは、アフリカ系の女性たちが買い求める商品の主流である「黒髪」にのみ、対応していることがほとんどです。

ごくまれに、ブラウン系のウィッグに対応していることがあります。
しかし、ツートーンカラーやメッシュカラーのウィッグには現時点では対応できません

 

シルクトップ部分は、ベースがやや分厚くなります

シルクトップ部分は、やや厚みが出てしまいます。

製造過程からわかるように、シルクトップはウィッグのベースの上に取り付けるため、シルクトップなしのレースウィッグよりも厚みがあります

地肌にぴったりとフィットする感覚をお求めの方ですと、シルクトップ部分だけやや浮いた感じが気になってしまうかもしれません。

 

頭頂部、つむじの自然さをお求めの方へ、お勧めです。

個人的な経験ですが、電車に座っているときに、前に立ったひとの視線が自分のつむじのあたりに注がれると、居ても立っても居られない気持ちがしたものです。
そのようなシチュエーションがとても気になる方でしたら、シルクトップはお勧めです!

また、これも非常に個人的な話なのですが、雨の降り始めを自分の頭頂部で感じることができる、という理由で、普段私はシルクトップなしのフルレースウィッグを愛用しています。厚みがあるシルクトップでは、雨を地肌で感じることはできないのです。

シルクトップがあるからこそ実現できること、逆にシルクトップがないからこそ、得られる感覚。
どの部分を大切にするかは人それぞれです。
また、シルクトップのウィッグと、そうではないウィッグ、両方をクローゼットに準備して目的やヘアスタイルによって選ぶ、というのもいい方法だと思います。

※ウィッグを複数持つことのメリットについては、こちらの記事もご覧ください。

【ウィッグを長持ちさせるために】その1:ウィッグの多頭飼いのすゝめ
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「ウィッグを長持ちさせるために」連載始まりました!第一回目は「毎日使うものには替えが必要では?」という問いかけ。高価だけれど消耗品な人毛ウィッグとの長く楽しい付.....

 

この記事が、ウィッグが必要な皆様にとって、より目的にかなった、快適なウィッグを探すための手がかりとなれば、幸いに思います。

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