【ウィッグのケア】その2:ブラッシング
寝ても覚めても頭から離れないヘアロスによるウィッグの悩みに寄り添いたい、ウィッグリリアの島袋です。
ウィッグのケアシリーズ、第二弾。今回はブラッシングのお話です。
どんなブラシを使うのが正解なのか
ズバリ、こういう「櫛」↓です。
せっかく手に入れた人毛のウィッグ、なるべくなら長持ちさせたい…!
長年、その一心で多種多様なブラシを試してきました。
…が!たどり着いた正解は「ブラシ」ではなく「とても目のあらい櫛」でした。
なぜ、ブラシではなく櫛なのか
私が長年愛用している人毛ウィッグは、日本人の平均的な毛髪よりも細く、ややウェーブがかかっている、ロングヘアーのものです。
毛髪の太さは、毛髪の産地によって変わります。
ウィッグリリアで扱っているウィッグ(そして私が愛用しているウィッグ)は、ほぼブラジル産か、インド産。このどちらの毛髪も、細くて柔らかく、ウェーブがかった髪です。
この、「細くて柔らかいロングヘアー」に、ブラシが非常に絡むのです。
そして静電気を起こし、髪を傷めてしまいます。
プライベートタイムに友人のお店で三線を弾いている時に、別の友人が撮影したものです(沖縄民謡講師を長年やっています)。
※他の写真に興味がある方は、音楽活動の記事などもご覧ください(ヘアスタイル全体が写っているものは少ないですが…)。
絡みやすい髪の先からほぐしていきます。
ショートやボブのほうが扱いはラクなので、一番面倒なロングヘアーで解説します。
長いキレイな髪を目にすると、つい頭頂から先っぽまでサーっと滑らかにブラッシングしたくなります、よね?
でも、こらえてください。
ウィッグの髪は装着している間にかなりのホコリや汚れを吸着しているのは、前回の記事で解説した通りです。
この、髪の間に入り込んだホコリや汚れが櫛通りを妨げ、髪に櫛が引っかかる原因となり、引っかかった部分を傷めます。
装着した状態でも、取り外して清潔で平らな場所に置いた状態でもいいですので、髪をひと束手に取って、先から丁寧に梳(と)かしていきます。引っかかる場所は手で解きほぐしたり、目に見えるホコリを取り除いたりしながら、梳かします。
先のほうがほぐれたら、徐々に上の方から梳かすようにしていき、最終的には全体に「もつれ」「絡み」がない状態へ持っていきます。
艶髪の演出には、こちら。
静電気が起きにくい金属製の、櫛。
目のあらい櫛を使っただけでは、仕上がりがなんとなくカジュアルで、ツヤのあるストレートヘアーの演出ができない…。
そうなんです、サラサラ艶々のストレートを目指したい方には、ふんわりとした仕上がりになる目の粗い櫛では物足りないかもしれません。
お使いのウィッグが「シルキーストレート」でしたら、ウィッグ本来の艶やサラサラ感を出すためには、このような金属製の櫛をドレッサー内のアイテムに追加してみてはいかがでしょうか。
ここで注意!!目が細かい櫛は、ストレートヘアーのウィッグ専用です!
ウェーブやパーマを施したウィッグには、絶対に目の細かい櫛を使わないでください。
カールやウェーブがあると、この櫛は目が細かすぎて絡んでしまいます。必ずストレートヘアーのウィッグのみにご使用ください。
この金属製の櫛の使い方も、最初にご紹介した目のあらい櫛と同じです。
髪の先から始めて、徐々に上の方に移動しながら梳かすようにしてください。
ただ、あまり頻繁に梳かすのはお勧めできません。どうしても多少は絡みますし、その度に髪を傷める機会を増やすことになります。
ストレートロングヘアーのウィッグを長持ちさせるためには、普段はひとつにまとめて縛っておき、ここぞというところで髪を下ろして櫛を使ってください。
次の記事では、ヘアアイロンについて語ります。
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