島袋りりあ|沖縄三線とヅラ生活のすゝめ ヅラ生活のすゝめ(すすめ)では円形脱毛症で幼少時に毛髪を失ったウェブマスター島袋りりあが、海外製人毛ウィッグについて思ったことを書き連ねるサイトです。販売ページもあります。沖縄民謡歌手、講師としての活動の記録も兼ねています。ただの雑記もあります。

録音機材の悩みから、いろんなことを考えた話。

PexelsによるPixabayからの画像

 

この記事は、移転する前のブログから転載したものです。

 

時代の急激な変化。人も即急の対応を迫られます。

人と会えない、集まれない、という信じがたい(でも、受け入れないといけない)現状

congerdesignによるPixabayからの画像

 

はいたい!島袋です。
雨がやんだら暑くなってきましたねえ。ご機嫌いかがでしょうか?

 

三線愛好会のブログですし、社会的なことよりも沖縄音楽関連について書くのが筋でしょうし、そうしてきたつもりです。しかし、今年に入ってからの大きな時代の変容が、山口県の片隅で小さく三線を弾いている人間(私です)へも否応なく様々な影響を及ぼしていることを感じざるを得ません

 

仲の良い人々と、集うことができなくなりました。
これ、大した事件ですよ。半世紀近く生きてきましたが、こんなことは初めてです。予想すらしていませんでした。おそらく皆様もそうだと思います。

 

でも今は、手元のスマホから気軽に世界中と繋がることができる、発信できる。

William IvenによるPixabayからの画像

 

こんな状況ではあるのですが、人間は適応していくものですね。
幸い、今はスマホ時代。どこにいてもネットで繋がることは可能です。

 

離れた家族や友人とビデオ通話で話すだけでなく、自ら作ったものを手元の小さなスマホで世界中に発信できる、そういう時代です。

 

緊急事態宣言下で、著名なアーティストの方々のみならず、プロアマ問わず世界中の音楽家が演奏や歌や楽曲を素早く動画でシェアし、在宅を余儀なくされた人々の励みや癒しになったことは、記憶に新しいかと思います。

 

そんななか、私も(励みや癒しになるかどうかはともかくとして)録音と録画を試みていました。4月のはじめ頃の話です。

 

やってはみるものの、思ったようにはいかない。

大きな社会問題を語り始めるかと思ったら、ここからは話がどんどん小さく、せせこましくなってきますよ。

 

スマホをスタンドに立てて、さて録画開始。

 

ここで邪魔をするのが、過剰な自意識。
シミやシワはないほうがいいじゃないですか、どうせ発信するのなら。そうなると、美肌効果のあるスマホアプリで撮ろうとするわけですよ。そしたら録画できるのが最大3分までだったりする。しかも、左右反対に録画されたりして、三線動画としては残念なものになってしまいます(アプリの設定を変えればいいんですよね、きっと)。

 

シミやシワもそうだけど、色黒なのも気になる。専用のライトがあったら、色白に見えるんじゃない?と欲をかいて流行り物を買ったり。

 

↑アマゾンのリンクですが、ここから購入はできない模様です。クリックしても何も出ませんし、アフィリエイトではないので島袋の利益にもなりません。

 

また、音声も同時に録音するのですが、自分の歌声を外の音源から聞くことに慣れてないために、頭が混乱。こんな変な声なのか、私!という驚き(自分の声を聞くのを避けて生きてきたんです、恥ずかしながら)。

 

自分が変な声であることの葛藤になんとか打ち克っても、適当に録音したものは音質がよくない、という罠が待っている。

 

パソコンを引っ張り出すことに。

まあ、音質については愛用のMacでなんとかなるじゃろ、とMacにマイクを繋げてGaragebandというMac標準装備の音楽編集ソフトで録音。

 

…音質、よくない。

 

あれやこれやといじっても、クリアな音には程遠いものができてしまいます。
当時その方法で録ったのが、こちら。

 

 

ざらっとしてますよね。音が。声もくぐもった感じであまり明瞭ではない。
これはソフトやMacの問題ではなく、録音時に使用した、安い(しかも古い)オーディオインターフェースのせいではないかと思います。

 

動画編集ソフト(これもMac標準装備のiMovie)を使うのがまた一苦労。声を聞くだけでも苦痛なのに、自分の顔を動画で見るのはさらに精神的にキツイものがあり、美肌効果がバリバリに効いた動画と音声を組み合わせるところまで行き着くことができていません。

 

この当時はこれが精一杯でした。ここまでやるのに疲労困憊でした。

 

救世主が、リュックに機材を詰めて登場。

 

 

アンソニー・トチーノさん。山陽小野田を中心に、山口県内各地で英語の講師としてご活躍です。フィリピン出身。

 

本国では音楽の編集などのお仕事をしていた、とのことで機材をお持ちなんです。小野田の飛寅でのライブで知り合い、「僕が録音しますよ。編集もできますし」とずっと言ってくださっていたのです。

 

いつも一緒に演奏しているピッコロの尾崎も呼んで録音し、その日のうちにアンソニーが編集してくれました。

 

 

おおおおお、音がいい。自分の声を聴くことには、まだ違和感があります。これは仕方ない。

 

良い演奏をしてくださった尾崎さんと、プロの機材と腕を惜しみなく提供してくださったアンソニーには感謝しかありません。

 

友人が皆YouTuberになる時代。

この数ヶ月の周囲の大きな変化として、友人たちがこぞってYouTubeチャンネルを作り、自分の動画を投稿し始めた、ということが挙げられます。

 

友人皆それぞれビジネスのため、でも嫌々ながらではなく楽しそうにじゃんじゃん動画を量産しています。ちょっと録っただけで疲労困憊の私からすれば「すごい」の一言です。

 

そんな友人たちに、どんな機材を使っているか聞いてみました。が、それぞれ千差万別。スマホだけの人、カメラ&マイクを新調した人、アイパッドで撮影してパソコンで編集する人…, etc.。

 

急激に変化する状況に、柔軟に迅速に適応していく友人たちが眩しくもあり、また羨ましくもあり。
私もまた一歩を踏み出さないといけないな、と思う今日この頃です。そして、手持ちの機材とソフトで動画撮影にベストなものを組み上げようと思います。ずっとアンソニーに頼るわけにもいきませんし。

 

元の状態に戻りたい時もあります。

 

先日、久しぶりに「笑点」を観てぶったまげました。今、笑点はリモートなんですね。無観客、ではなく出演者が皆オンラインの動画会議で大喜利。

 

確かに、観客だけでなく、出演者の噺家の皆さまもご高齢の方が多い。となると、致し方ない、続けてくださっているだけありがたい、と拝むような気持ちにもなりました。が、すぐにいや待てよ、今ものすごく特殊な時代に生きていないか我々は!と脳が急にアラート音を発し始め、怖さで背筋が伸びました。そうだ、今私たちはみんな、大変な時代を生きている

 

さて、そんな状況ではありますが、今夜も愛好会開催しますよ〜。山口県で迷惑系YouTuberが暴れてくれたこともあり、私はマスク着用(メンバーの皆さまのマスク着用は義務ではありません)&仕切り復活体制でまいります。

 

みんな、生きぬきましょう。したたかに、しなやかに。

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屋号 ウィッグリリア/宇部沖縄三線愛好会
住所 〒755-0022
山口県宇部市神原町2-5-10 レントハウス神原22号室
営業時間 10:00~17:00
定休日:火曜、土曜、日曜、祝日
(沖縄三線愛好会は火曜10時から)
代表者名 シマブクロ サチコ(シマブクロリリア)
島袋 幸子 (島袋りりあ)
E-mail info@zurazura.com

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