3月4日は、さんしんの日

はいたい、島袋りりあです。
今年も、さんしんの日が近づいてまいりました。

 

さんしんの日って？

このサイトの下記の記事で、「さんしんの日」の生みの親である上原直彦さんについて少しだけ言及しています。

 

「花ぐるむ」の歌詞と工工四

普久原メロディーのひとつ、「花ぐるむ」を採譜し、工工四として書き下ろしました。女ごごろを艶っぽく唄う曲です。沖縄独自の音階を学ぶためにも非常によいお手本となる曲.....

 

1998年まで琉球放送ラジオ局長を勤められた上原さん。
沖縄民謡、沖縄音楽全般に非常に造詣が深く、人気長寿番組「民謡で今日（ちゅう）拝（うが）なびら」のプロデュースをされました。
番組開始の1961年から60年間（ちょっと、すごくないですか、長いですよね…！）、裏方として、またパーソナリティーとして、現在まで関わっておられます。

 

※RBC琉球放送のラジオ番組、「民謡で今日拝なびら」のウェブサイトはこちら。

 

他にも、上原さんは沖縄音楽の作詞を手がけ（上記当サイトの記事にもあります）、また多くの舞台脚本も執筆されています。

 

その上原さんが提唱されたのが「さんしんの日」です。

「さんしんの日」は、上原直彦氏（元琉球放送ラジオ局長、「民謡で今日拝なびら」パーソナリティ）が長年温めていた構想を実現したもので、8月15日終戦記念日の正午に、甲子園球場で高校生を始め球場全体が、黙祷をささげる姿がきっかけです。終戦記念日や6月23日慰霊の日の正午には、宗教の枠を超えてすべての人々が平和を祈ります。このように、沖縄中を一つにして同じ想いが共有できるのではないか。その発想から、古典音楽の代表曲で、沖縄の祝いの席には欠かせない「かぎやで風（かじゃでぃふう）」を正午から毎正時ごとに演奏（唱）するアイディアが生まれました。

ーRBCラジオ「さんしんの日とは」より

 

さんしんの日はなにをするの？

RBCラジオの放送

RBC琉球放送では、1993年より、正午から午後8時までの9回の時報音に合わせた「かぎやで風」の演奏（唱）を放送してきました。

今年も、午前11時45分から、午後9時まで「さんしんの日」の特別放送が予定されています！
詳細は、以下のポスターをご覧ください。

 

 

今年（2021）は、劇場での公開イベントはありません

例年、大きなホールでの公演もセットになっていましたが、今年は新型コロナウィルスの感染防止を踏まえて、劇場での公演はありません。

また、県外の三線ファンや、海外のウチナーンチュのためのイベントが日本各地、世界各地でおこなわれてきましたが、今年は開催が見送られる模様です。

ラジオ、radiko（ラジコ）、そしてYouTubeで楽しみましょう。

 

沖縄県外で、放送を視聴する方法

radiko（ラジコ）での楽しみ方

スマホで、パソコンで、いつでもどこでもインターネット経由でラジオ放送を楽しむことができる、radiko（ラジコ）。
すでにアプリをインストールされている方も多いと思います。

さんしんの日の特別番組は、radikoで聞くことが可能です。

 

ただし、沖縄県外の人は無料で聞くことはできません（2021年3月現在）。

（基本的には無料でラジオ放送を楽しむことができるradikoですが、無料のサービスは、ユーザーのIP情報やGPS情報を基に地域判定を行い、地域ごとの放送局を無料配信しています。
簡単に言えば、山口県で無料プランだと、KRY山口放送とエフエムやまぐちのほか、全国対応であるNHK等のラジオ番組を聞くことができます。逆に言えば、無料プランでは他の地域の放送局の番組を聞くことはできません。）

沖縄県外から沖縄のRBCを聞くためには、『radiko プレミアム（エリアフリー聴取）』のプレミアム会員に申し込む必要があります。

月額350円（税別）。
登録の初月は無料です。

※radikoについて詳しくはこちら。

 

常に琉球放送を聞き流すことができて、沖縄ファンが陥りがちな「沖縄成分不足」がだいぶ軽減されるので、個人的には月額350円はお得だな、と思っています。

だって、月曜から金曜まで毎日午後4時から１時間放送される、「民謡で今日拝なびら」も聞くことができるんですよ…！
これだけでも、元がとれた上に大儲けした気がします。

 

YouTubeでも視聴できます

さんしんの日の特別番組は、YouTubeで視聴することもできます。

 

※RBC琉球放送のチャンネル登録はこちら。

 

ですが、３部構成のうち第２部のみ、YouTubeでの配信はありませんので、ご注意ください。

 

さんしんの日に、ぜひラジオと一緒に弾いていただきたい「かぎやで風」。

工工四が公開されています

RBCのウェブサイトに、かぎやで風（かじゃでぃふう）の工工四が公開されていました。
ラジオと一緒に、弾いてみようじゃありませんか。
調弦は、伝統的に「C-F-C」となっているようです。

 

 

宮里先生の、練習動画（調弦はB-E-B）も、どうぞ！

 

それでは、今日はこのあたりでぐぶりーさびら、またやーさい！（失礼します、またね！）